2016年3月6日日曜日

2016年 センター試験を解いてみた ~己の不勉強を思い知れ~

 「今年もセンター試験の季節がやってきた」。ある日、カレンダーを眺めてふと呟いた。「あの頃は今よりもずっと勉強してたなぁ……」。




 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったものである。筆者もつい昨年までは諸君と同じ受験生だったはずなのに、今ではもはやセンター試験は単なる冬の風物詩の一つになり果て、当時必死に詰め込んだ知識のほとんどは既に忘却の彼方。普段は勉強などほとんどせず、期末試験の5日前になってようやく教科書を購入するという有様である。

 このまま怠惰な生活を続けていいのか。勉強するために大学に来たはずではないか。今一度センター試験を解くことで己の不勉強さを思い知り、初心に帰るべきではないのか―― 。

 というわけで始まった、今年のセンター試験を解いて受験生時代と現在とのギャップに苦しんでみよう、というこの企画。参加したのは筆者と他の部員5人だ。


 彼らに全科目を解答してもらった結果を見て、唖然とした。点数表を見ていただきたい。お気付きだろうか―― そう、参加してくれた部員たちの点数がちょっと、いやかなり高いのである。皆揃いも揃って企画の趣旨をガン無視してくれている。アンチ手首皿に至っては英・数・物で満点、全科目の合計はおよそ92%というハイスコアを叩き出している。す、すごい。ちなみに彼が所属している教育学部の今年のボーダーは74%(河合塾調べ)らしいので、この点数ならだいぶ余裕である。しろっこりー、asettaも共に堂々の8割超え。法学部、経済学部のボーダーはそれぞれ77%と75%であるから、この両者も現役の受験生たちに全然劣っていないと言える。文学部のサラダ記念日は7割に惜しくも届かなかったが、実際の受験から1年が経過していることを考えれば十分な点数ではないだろうか。数ⅡBの点数が極端に低いところが彼らしい。

 さて、一人だけ酷い点数をとっているヤツ、これが筆者である。本来これこそ狙い通りの結果のはずではあるが、さすがにこの点数は恥ずかしい。数学は今年から完全に新課程に移行したから、旧課程を履修していた筆者にはちとキツかった……というのは苦しい言い訳であり、実際旧課程で習ったはずの範囲もほとんど忘れていた。正直ショックである。一番マシなのは国語だろうか。「メイドカフェ」「やおい」等の現代文の注釈には笑ってしまった。一応断っておくと、化学の32点は50点ではなく100点満点中の32点である。

 かくして、他の部員は現在も好成績を維持できているのに対し筆者は順調に落ちぶれつつあることが明らかになってしまった。彼らを見習い、今後はもっと勉強しようと一人猛反省する筆者であった。

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